国家移民管理局による外国人の通過ビザ免除政策のさらなる緩和・最適化に関する公告

2024年第12号

国務院の承認を受け、国家移民管理局は即日より外国人の通過ビザ免除政策をさらなる緩和・最適化することを決定しました。以下の通り公告します。

一、滞在期間の延長。通過ビザ免除の外国人の滞在期間を、従来の72時間および144時間から240時間（10日間）に延長します。

二、適用ポートの追加。山西省の太原武宿国際空港、江蘇省の蘇南碩放国際空港と揚州市泰州国際空港、浙江省の温州龍湾国際空港と義烏国際空港、安徽省の合肥新橋国際空港と黄山屯渓国際空港、福建省の福州長楽国際空港、泉州晋江国際空港と武夷山国際空港、江西省の南昌昌北国際空港、山東省の済南遥墻国際空港、煙台蓬莱国際空港と威海大水泊国際空港、湖南省の張家界荷花国際空港、広西省の南寧吴圩国際空港と北海福成国際空港、海南省の海口美蘭国際空港と三亜鳳凰国際空港、四川省の成都天府国際空港、貴州省の貴陽龍洞堡国際空港の21箇所の空港が240時間通過ビザ免除政策を適用する入国ポートとして新たに追加されます。これにより、適用ポートの数は従来の39箇所から60箇所に増加します（詳細は添付1参照）。

三、滞在活動範囲の拡大。240時間の通過ビザ免除政策が適用される省（区、市）は、従来の北京、天津、河北、遼寧、黒竜江、上海、江蘇、浙江、福建、山東、河南、湖北、湖南、広東、広西、重慶、四川、雲南、陝西の19省（区、市）から、山西、安徽、江西、海南、貴州の5省が追加され、合計24省（区、市）になります。通過ビザ免除対象者が新たに追加された5省での滞在活動範囲に関して、安徽省、海南省、貴州省が全省で、山西省が太原市と大同市で、江西省が南昌市、景徳鎮市です。また、福建省、湖北省、陝西省での滞在活動範囲が全省に拡大され、広西壮族自治区での滞在活動範囲は南寧、柳州、桂林、梧州、北海、防城港、欽州、貴港、玉林、賀州、河池、来賓の12市に拡大されました。これにより、通過ビザ免除で中国に入国した外国人は、上記の24省（区、市）内で省を跨いで旅行ができ、許可された地域内で自由にスケジュールを計画することができます。

240時間の通過ビザ免除政策実施後、この政策が適用される54カ国の公民（詳細は添付2参照）は、有効な国際旅行証明書と日付および座席が確定した乗り継ぎ航空券を所持していれば、中国を経由して第三国（地域）に向かう際、24省（区、市）内の60の開放ポートのいずれかからビザ免除で入国できます。また、規定された範囲内で最大240時間まで滞在し、活動することができます（我が国との相互ビザ免除協定または我が国の片方ビザ免除政策に合致する場合、その規定に従うことができます）。通過ビザ免除で入国した外国人は、滞在中に観光、ビジネス、訪問、親族との交流などの活動を行うことができますが、労働、学業、報道取材などの事前に承認が必要な活動については、入国する前に相応のビザを取る必要があります。

国家移民管理局

2024年12月17日